子どもへの思い
平成19年5月12日、私は鳥取市にて長男を出産しました。松下政経塾3年目の秋、社会保障のあるべき姿を見極めるために、4か月になった長男を連れて米国テキサス州ヒューストンに渡りました。そこで約3ヶ月間、貧困にあえぐ人々が通う病院でボランティアを経験しました。そこで、10歳ばかりの子どもたちが、「自殺未遂」で次々と運ばれてくる惨状を目の当たりにしたのです。
―――米国が抱える社会のひずみが、今一番助けを必要としている子どもたちの上に重くのしかかっている。彼らが希望を失うような社会であってはいけない。
この経験で、「もっとも助けを必要とする人々が希望を持てる社会」が、社会創りの目的であることを確信しました。
そして、私が社会で「もっとも助けを必要とする人々」の答えの一つである、「こころを病む子どもたち」に向き合うため、卒塾後は、小児精神医療に従事してきました。診察室で不登校、児童虐待の被害児たち、発達障害、不安やうつ病を抱える子どもたちの言葉を聞いていると、一番大切なのは家庭であると痛感します。家庭が、子どもたちのこころを受け止める余裕を失っているのです。
しかし、私は同時に、母親でもあります。子どもたちのこころの問題の責任を、親だけに求めることの残酷さも身をもって感じています。子どもたちのこころを救うためには、同時に親をとりまく環境も見ていかなければなりません。
私は、日本の子どもたちを社会のひずみから救うため、教育、医療・福祉、少子化対策などを総合的に整備して子どもたちを支える環境を確保し、子どもたちが「希望を持てる」社会を創っていきます。



